長年建築業に携わってきて辿り着いたのが、木と土壁に囲まれた家でした。 石原建築では、昔ながらの在来工法にこだわり、工場で図面に合わせてプレカット（加工）された部材を使うのではなく、自ら丸太などの部材を加工しています。
だからこそ「こだわった家」、 住んでいて「楽しく、あきない家」に住むべきだと思うのです。 そして今、住宅の高気密化や建材等の使用などで「シックハウス症候群」の症状がでてせっかく建てた家に入れない方もいるようです。
石原建築は、大きな構造材を使い地震にも負けない丈夫な家造りを、そして無垢の木をふんだんに使った体に優しい温もりのある家造りをしています。
また近年、住宅はデザイン・機能性を重視した家へと変わりつつあります。
はたしてそれで家は長い間住めるのでしょうか？
生活していく上で、家のデザイン・機能性も大事だと思います。 しかし家の基本は構造材。いくらデザインなどにお金をかけても土台がしっかりしていなければ長い間家に住むことができないと思うのです。
せっかく家を建てても30年程度でスクラップ（解体）してしまう家ではなく、50年100年と住むことができるそんな住宅をと石原建築は考えています。
私がこの仕事に携わって約50年経ちますが、その間に住宅の内容も大きく変わりましたが、先人・先輩が風土の生活と戦って長い時間をかけて作り上げた民家のよさを伝承し、すばらしい日本の文化を楽しむ生活の家を作りたいものです。
平成２７年に石原建築の名義を石原良三から石原茂樹へと変更しました。
建物の造りは、年々洋風化しつつありますが、これからもお客様に喜んで頂ける住宅を造っていきたいと考えています。
現代の良いところもとりいれつつ、父親から教わった技術を生かし、これからもこだわりをもって仕事を行っていきたいと思います。
